■「僕のお父さんは東電の社員です」2011年7月に講談社ノンフィクション賞を受賞した
森達也氏の待望の新刊
「僕のお父さんは東電の社員です――小中学生たちの白熱議論 3・11と働くことの意味」(毎日小学生新聞 編+森達也 著)が、12月18日付の朝日新聞で大きく取り上げられました! 書評者は中島岳志さん(北海道大学准教授)。とても力強く、印象に残る書評でしたので一部を紹介させていただきます。 「子供たちは議論を通じて、一つ一つ認識を深めていく。東電バッシングのその先に、具体的な東電社員と家族が存在すること。そして、原発が稼働する根底に、自分たちの欲望が存在すること。一通の手紙が他者への想像力を開き、自己と向き合うことを促す。人間は言葉の動物だ。言葉が世界を動かし、人を動かす。(中略)自己の立っている場所を疑い、問いを発する。そんな大切なことを思い起こさせてくれた」(朝日新聞12/18付より抜粋)