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ヒバクシャ・シネマ

ヒバクシャ・シネマ――日本映画における広島・長崎と核のイメージ
ミック・ブロデリック 編著/柴崎昭則・和波雅子 訳
判型
A5判 上製 272ページ
定価
3000円+税
ISBN4-7684-6759-8

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広島・長崎に原爆が投下されて54年。日本の映画、テレビは原爆投下の意味をあらゆる角度から問い続けている。本書は「ひろしま」「ゴジラ」「黒い雨」「八月の狂詩曲」等の映画について、環太平洋の国の研究者たちの綿密な分析から「ヒバクシャ・シネマ」の全体像を明らかにする画期的試みの本。

◆目次

謝 辞
はじめに ミック・ブロデリック
第一章 「もののあわれ」――映画の中のヒロシマ…ドナルド・リチー 
第二章 ゴジラと日本の悪夢転移が投射に変わる時…チョン・A・ノリエガ 
第三章 日本のマンガとアニメーション…ベン・クロフォード 
第四章 『AKIRA』――核戦争以後の崇高…フリーダ・フライバーグ 
第五章 占領期の日本映画が描いた原爆…平野共余子 
第六章 中心にあるかたまり――『広島・長崎における原子爆弾の効果』…阿部・マーク・ノーネス 
第七章 極端な無垢の時代――黒澤の夢と狂詩曲(ラプソディー)…リンダ・C・アーリック 
第八章 黒澤明と核時代…ジェームズ・グッドウィン 
第九章 抑制された表現小説・映画『黒い雨』における語りの戦略…ジョン・T・ドーシィ 松岡直美 
第十章 「死と乙女」――文化的ヒロインとしての女性被爆者、そして原爆の記憶の政治学…マヤ・モリオカ・トデスキーニ 
注  
本書で言及された作品リスト  
訳者あとがき  
 

[編集担当者より]
米国人の多くは広島・長崎の原爆投下は正義であったという。そして、アジアにおいても広島・長崎を主張することは太平洋戦争における日本の侵略性を隠蔽するものであるという意見もある。本書においても、日・米の研究者のヒバクシャシネマの把え方が微妙に異なる点が大変興味深い。(村)


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