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いま、三角寛サンカ小説を読む

いま、三角寛サンカ小説を読む

装幀 毛利一枝

サンカ研究会 編
判型
四六判 上製 280ページ
定価
2000円+税
ISBN4-7684-6826-8

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発売から話題を呼び、「サンカ」ブームを巻き起こしている『三角寛サンカ選集』。その20代〜80代の熱き読者からのアンケート・手紙を基に、三角寛・サンカ小説がどの様に読まれたのかを分析した日本初の〈サンカ小説〉読本。従来の大衆文学論では全く語られなかった大衆文学・三角寛サンカ小説の魅力が浮かびあがってくる。
他に「多摩の英麿」の復刻と、小説の世界をフィールドワークした「三角寛『山窩小説』を歩く」。そして読者からも数多くの要望があった、流行人気作家・三角寛が当時活躍した『オール読物』に掲載された、宮本三郎氏の挿絵入りのサンカ小説「東京の山窩狩」(昭和12年12月号)を完全復刻!

[著者紹介・編集担当者より]
世評では、三角寛の小説は「いかがわしく、低俗」であるといわれている。しかし、60年ほど前に愛読し、今回の「選集」で三角寛のサンカ小説に再会した喜びの読者カードを目にする時、単に「いかがわしく、低俗」では片づかない大衆の深層が隠されていることに気づいてくる。(村)


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