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人・資源化への危険な坂道

人・資源化への危険な坂道――ヒトゲノム解析・クローン・ES細胞・遺伝子治療

装丁 渡辺将史

福本 英子  著
判型
四六判 上製 324ページ
定価
2500円+税
ISBN4-7684-6832-2

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  ヒトゲノム解析、遺伝子診断、遺伝子治療、発生操作(人クローン、ES細胞)など、研究機関・医薬産業が共同し、国家がお墨付きを与えるなか、人体を素材化・資源化する究極の技術が脚光を浴びている。爆走する技術の産業化は我々の日常に何をもたらすのか。

[著者紹介・編集担当者より]
オーダーメイド治療(遺伝子治療)だ、再生医療(ES細胞)だ、遺伝病の制圧(遺伝子診断)だと、福音のように喧伝されるその裏で、何が行われて、何が問題なのか、我々一般人に理解できる情報は与えられていない。産学官に肉薄する渾身のルポ。(猫)


目次

第一章 遺伝子診断
 一 「遺伝病制圧」とWHOガイドライン
 二 見えない遺伝子診断の実態
 三 再度、WHOガイドラインをめぐって
 四 着床前診断とは何だったのか
 五 その後 「WHOガイドライン」構想は成らなかった
  
第二章 遺伝子治療
 一 「遺伝子治療」はなにをしたのか 
 二 遺伝子治療は製薬企業の「治験」だった! 
   ――始まった「遺伝子治療臨床研究」という名の新薬開発競争
 三 ソニー映画『GATTACA』と動き出した体細胞遺伝子治療優生学 
 四 もうひとつの「優生学への危険な坂道」――子宮内遺伝子治療 
 五 遺伝子治療 その後@
   ――アメリカの「遺伝子治療死」事件
 六 遺伝子治療 その後A 
   ――日本では

第三章 ヒト組織利用
 一 開かれた人・資源化へのもうひとつの道(上)
 二 開かれた人・資源化へのもうひとつの道(下)

第四章 クローン・ヒトES細胞
 一 人の発生操作が始まる――「ヒト胚性幹細胞」騒動 
 二 人の生殖細胞資源化を規制できるか 
 三 発生操作 その後 

第五章 ヒトゲノム利用
 一 ヒトゲノム解析と国立循環器病センター騒動とミレニアム・プロジェクトの関係 
 二 ヒトゲノム その後
                              


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