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筧 次郎 著
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判型
  | 四六判 上製 | 
256ページ | 
 
定価
  | 2300円+税 | 
 
 
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我欲のなかでも、もっとも根源にあるのは「死にたくない」という欲である。長寿社会に生きる人たちは、幸せな老いを迎えているのか、と疑問を呈する著者・筧次郎氏は、現代は豊かなゆえに、我欲が増大し、「死」に対する怖れが肥大している時代だと語る。人間が行う分別的な認識が、言語の発生とともに生まれたことを説き、言語の関与を超えた無分別の認識に現れる「もう一つのこの世」の存在を解き明かしていく。そうして、「死」は超えられるということに気づけば、人間の社会は平和で慈愛に満ちたものになるということを教示する。まさに、仏陀の悟りを現代の言葉で語り直したのが本書である。
  [著者紹介・編集担当者より] 「死」についての新たな考え方を提示し、それによって年配者の心を穏やかにし、ひいては人々の平和の模索法にも一石を投ずることができる、「死」が怖しい人たちへの教養書。本企画は、今後さらに深刻化する超高齢社会に臨まねばならぬ人たちの必読書となるのではないだろうか。また、次代を担う世代に向けても、“百姓暮らし”に隠れた奥深さを教示し、読者の今後の生き方への大きなヒントを提示してくれる。
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