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大相撲の道具ばなし

大相撲の道具ばなし

装幀 伊藤滋章

坂本俊夫 著
判型
四六判変型 上製 160ページ
定価
1200円+税
ISBN978-4-7684-5791-7

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大相撲興行に欠かせない“道具”に注目! 「廻し」「軍配」はもとより「明け荷」「相撲膏」など知られざるものにも焦点をあて、歴史的ないわれから現在の使われ方まで縦横無尽に語る。道具にまつわるエピソードを知れば“相撲愛”が増す。


[著者紹介]

坂本俊夫(さかもと・としお)

昭和29年(1954)、栃木県宇都宮市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。フリーライター。子どもの頃からの大相撲ファン。著書に『シリーズ藩物語 宇都宮藩・高徳藩』、共著に『東の太陽、西の新月?日本・トルコ友好秘話「エルトゥールル号」事件』、『明治の快男児トルコへ跳ぶ?山田寅次郎伝』(いずれも現代書館)などがある。


[編集担当者より]

力士とすれちがうと、いい香りがする。髪に付けている「びん付油」に香料が入っているらしい。では、その「びん付油」の材料や使われ方は? 道具については、見知っているようで実際はよくわかっていない。

それぞれの道具には、大相撲の世界で長く愛用されてきた歴史がある。もちろん変遷もある。あの芥川龍之介も、少年時代に相撲を楽しんだようだが、ある道具に対しては反感を抱いていたというエピソードも。道具からみた相撲史ともいえる本書を読めば、観戦の楽しみも倍増です!


[目次]

はじめに


第一章 力士の身のまわり

廻し――グルグル腰にまわすから廻し 
稽古廻し――幕下以下は本場所でも使う 
締込――はずれたら負け 
廻しの歴史――華美になった江戸時代の締込 
化粧廻し――後援会などから贈られる 
下がり――折れたら修理して使う 
衣装・履物――ランクで異なる 
明け荷――締込、化粧廻しなどが入った専用カバン 
場所布団・控え座布団――控え座布団は関取になってから 
汗かき――竹製の汚れ落とし
相撲櫛――江戸時代にさした力士がいたが、その理由は…… 
相撲膏――力士が愛用した膏薬 


第二章 行司・呼出・床山の身のまわり

行司装束――幕下以下の行司は裸足 
軍配――行司の必需品 
裁着袴――呼出のユニフォーム 
白扇――なぜ使うのか不明 
柝――相撲興行を進める合図 
太鼓その1――櫓太鼓 
太鼓その2――触れ太鼓 
てもち――忘れたらチラッと見る 
ほうき――土俵を整える
床山の道具――大銀杏が結えるまで五年 


第三章 土俵とそのまわり

土俵――昔は「土豚」とも表記 
土俵の歴史――土俵はなぜできた 
土俵築の道具――場所前に行う土木作業 
鎮め物――場所中は土俵の真ん中に埋まったまま 
化粧水――覚悟の水盃の意味もあった 
化粧紙――口をぬぐったり、汗をふいたり 
塩――まけるのは十枚目以上 
国技館――今は三代目 
木戸――親方の顔が見られる 
御免札――会場に設置される大きな告知 
幟――場所風景の一つ 
優勝額――土俵を見下ろす優勝者の雄姿 
番付表――行司が相撲字で書く 
巻――全力士の成績表 
顔触れ――次の日の取組の予告 
取組表――観客用で星取表も記載 
弓・弦・矢――弓取式の始まり 
投げ纒頭――昔の祝儀 
懸賞金――力士の励みに 
相撲の錦絵――江戸の相撲を知る


参考文献
おわりに


【おすすめの類書】
『相撲大事典[第四版]』

『呼出秀男の相撲ばなし』


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