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ごあいさつ


 「現代書館ってどんな出版社なんだ、ホ−ムペ−ジを御覧いただく方に分かりやすく説明しなさい」という指示を受け、ろくにワ−プロも打てない私が無理やりワ−プロを打たされている、これが現代書館の実態を如実に表しています。ちなみに私が小社代表の菊地でございます。そこで、私め得意の簡略解決法を思い付きました。丁度先日、毎日新聞社発行の『エコノミスト』誌に小社の概歴のインタビュ−記事が掲載されましたので、その全文を許可を得て転載いたします。

 社名に覚えのない人でも、歴史上の人物・事件名土をイラスト・写真を使って分かりやすく紹介した、表紙に[FOR BEGINNERS]と書かれたシリ−ズなら、1冊は手に取ったことがあるのではないだろうか。その「フォ−ビギナ−ズ・シリ−ズ」で知られるこの会社の設立は1967年7月。大学紛争などで世の中が騒然とした時代だった。「そうした雰囲気の中で仲間と始めたが、全くの素人からの出発」と社長の菊地泰博さんは話す。
 教育、社会問題を軸にスタ−トし、福祉・臨床心理や障害者問題など周辺の領域に対象を広げてきた。現在は福祉、社会問題、それに80年から始めたビギナ−ズ・シリ−ズの三つが大きな柱で、映画・芸術・アジア・民俗関係の出版物も多く、78年創刊の『季刊福祉労働』も定評がある。 
 痛感するのは、まさに「今の出版界はかつてのような小規模での新規参入が難しくなっていること」だという。菊地さんは中小出版社でつくる業界団体「出版流通対策協議会」会長を努めているが、同会が訴えてきたのも、再販維持とともに取次や流通の仕組みの改善である。「以前は電話一本と机一つだけのところでもインパクトのある本が出せました。そうした小出版社による冒険的な本、独自の本が市場全体を活性化させる面もあるはずなんですが、今はそれができなくなっています」
 実際、この会社が60年代末に始めた「反教育シリ−ズ」は、教育そのものがはらむ権力性を正面から問い、教育系学生・現場教師の必読書ともなった。「フォ−・ビギナ−ズ」でも、例えば『戸籍』(佐藤文明著)は、それまで見過ごされていた戸籍制度の問題を多くの人に認識させ、「夫婦別姓や在日外国人差別などがクロ−ズアップされるきっかけになりました」。
 出版不況の荒波は中小出版社にとっていっそう厳しい。この会社も例外ではないが「今は、知識を専門家だけのものにせず、いかに分かりやすく伝えるかという原点に返り、着実に売れる本を出していきたい」という。

 この記事は大変的確にコンパクトに小社を紹介しております。ともかく、小社の書籍を手に取って御覧ください。このネット上でも本の概略はお分かり頂けるかと思います。
 よろしく、お願い申し上げます。


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