現代書館

差別されてる自覚はあるか――横田弘と青い芝の会「行動綱領」

装幀 箕浦卓
荒井裕樹 著
1月25日発売!
判型
四六判 並製 304ページ
定価
2200円+税
1970〜80年代の障害者運動を牽引し、「否定されるいのち」の立場から健全者社会に鮮烈な批判を繰り広げた日本脳性マヒ者協会青い芝の会の「行動綱領」を起草、理論的支柱であった故・横田弘の思想と今日的な意義を探究する。

[著者紹介・編集担当者より]
2016年7月26日、相模原の障害者施設で「障害者は生きていても仕方ない」とする元施設職員が重度知的障害者を大量に殺傷する事件が起き、社会を震撼させた。様々な論評がなされるなかで注目されたのが、70年に横浜市で起きた障害児殺し事件で、殺した母親への同情と減刑嘆願運動が起きたことに対して「障害者は殺されても仕方がない存在なのか」と鮮烈な批判を展開し、施設収容策を「健常者のエゴ」と喝破した神奈川「青い芝の会」であり、その理論的支柱の故・横田弘が書いた『障害者殺しの思想』であった。その横田が起草した「われらは愛と正義を否定する」という衝撃的な主張を含む「青い芝の会」行動綱領は、その後の障害運動に決定的な影響を与えた。「青い芝の会」の中でも最もセンシティブに優生思想と闘う一方、詩人で、母・父に対する複雑な想いの表現者でもあった横田の哲学を、「行動綱領」を中心に、仏教思想や脳性麻痺者のコロニー「マハ・ラバ村」時代、他の患者・障害者運動との比較など、関係者への取材から源流を探っていく。

著者の荒井裕樹(あらい・ゆうき)さんは、二松學舍大学講師で日本近現代文学 障害者文化論を教えている。著書『生きていく絵―アートが人を〈癒す〉とき』(亜紀書房、2013年9月)、『隔離の文学―ハンセン病療養所の自己表現史』(単著、書肆アルス、2011年12月)『障害と文学―「しののめ」から「青い芝の会」へ』(現代書館、2011年2月)。なぜに文学研究者の、それも息子といってもよいくらい歳が離れた荒井さんに、横田さんが生前「行動綱領のことや僕たちの運動について、何も知らない人に、わかりやすく伝えられるよう書いてほしい」と頼んだのか、聞き返す間もなく横田さんが急逝されてしまい、衝撃的な謎のママ、横田弘の思想探求の旅に出る。

ISBN978-4-7684-3552-6


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