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| 精神医療は変わるか |
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 装丁 杉本 和秀 |
埼玉県朝倉病院事件のような精神病院での患者への人権侵害や乱脈医療はなぜ後を絶たないのか。法制度上の問題点、精神医療の構造的問題、重大な犯罪を犯した精神障害者に対する保安処分新設の動き、権利擁護活動や地域自立支援の取組みなどの動きを整理する。 [著者紹介・編集担当者より] 精神医療の潮流は医療と福祉の連携による地域ケアであるが、日本では「精神障害者は医療に閉じこめておかないと地域が安心できない」という偏見のもと、３４万人も入院している。内１０万人は、地域資源がないために退院できないでいる。（猫） 目次 ・特集 精神医療は変わるか 朝倉病院事件は弱者切り捨て構造の象徴 小林信子／精神科医療改革の行方--精神保健福祉法改正、移送制度、そして医療法改正 伊藤哲寛／保安処分攻撃のなかの「移送制度」新設 長野英子／保安処分制度のないことを誇りに--法務省・厚生労働省の「重大な犯罪行為をした精神障害者の処遇決定及び処遇システムのあり方について」合同検討会 池原毅和／精神病院の療養環境や人権上の問題点に関する実情調査 山本深雪／精神障害者の地域自立支援にかかわって 加藤真規子 ・インタビュー 伊藤比呂美 ことばと向かいあう生活者詩人 ・白杖の赤じゅうたん日記 情報技術のバリアフリーに向けて 堀 利和 ・世界から 障害者と政治--夏の参議院選挙 長瀬 修 ・現場からのレポート 京大病院エタノール中毒死事件を問う 大坂紀子／五年ぶりに日教組教研「障害児教育分科会」に参加して 山口正和／障害児の高校進学--今年度の東京の状況 梅村 浄／東京都の人事考課制度をめぐって 丸子 勉／「教育改革国民会議」「二十一世紀の特殊教育の在り方に関する調査研究協力者会議」の最終報告を読んで 白石 勇 連載・アジアの障害者 雇用 中西由起子 |
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