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触法心神喪失者医療観察法案をめぐって

季刊 福祉労働95号 触法心神喪失者医療観察法案をめぐって

装丁 杉本 和秀

福祉労働編集委員会 編
判型
A5判 並製 164ページ
定価
1200円+税
ISBN4-7684-2295-0

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重大犯罪を犯し、心神喪失等で責任能力なしとして不起訴処分となった精神障害者に対する治療処分が新設されようとしている。「再犯のおそれがない」かぎり無期限に入院・通院させるという人権侵害法案の問題点を刑法学者・精神科医・弁護士・当事者が検証。

[著者紹介・編集担当者より]
精神障害者の犯罪率・再犯率は一般より低いにもかかわらず、池田小事件以来、精神障害者は危険だという声が高まっている。精神障害者のみに「再犯のおそれ」を要件にするのはどう考えてもおかしい。緊急課題なのはまともな精神医療と地域福祉なのに。(猫)


目次

・特集 触法心神喪失者医療観察法案をめぐって
市民社会に差別をもたらす心身喪失者等処遇法案の本質 足立昌勝/「再犯のおそれ」を理由にした強制隔離は憲法に違反しないか−ハンセン国賠訴訟の確定判決が示した患者の強制隔離と人権保障にかかわる憲法上の判断枠組みから、法案のもつ強制隔離の合憲性を問う 八尋光秀/ソフトな保安処分としての医療観察法案 高木俊介/精神保健福祉士の立場から新法案を読む−PSWの専門性と新制度において果たす役割と課題 木太直人/「精神病」者への差別と管理を強化し、医療不信をあおるだけの新制度 長野英子/これ以上、収容施設をこの国につくるのは、やめてください 山本深雪/刑法の責任主義と「裁判を受ける権利」をめぐって 池原毅和/刑事裁判・知的障害者への弁護と支援 副島洋明

・白杖の赤じゅうたん日記 待ちに待った身体障害者補助犬法成立 堀 利和

世界から 目黒・駒場へ−−東京大学先端科学技術研究センター 長瀬 修 

・現場からのレポート
精神病院の情報公開とアドヴォカシィ−−道立緑ケ丘病院で体験・監視入院をしてきました! 小林信子/今再び、医療的ケアについて−−医療の立場から就学基準によせて 鈴木康之/日教組教育研究集会障害児教育分科会に参加して 能登睦美 
   
連載・アジアの障害者 国際NGOの活動 中西由起子 


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